2014年個人的良曲選

今年発売された曲から個人的に聴きまくった曲を少しレコメンドします。(五十音順)

希望的リフレイン - AKB48

前田敦子大島優子の絶対的2大エースが卒業したAKB48
いわゆる「第2章」としての幕開けの第2弾シングル。
渡辺麻友宮脇咲良のWセンターとして発表された曲。
いわゆる王道的な疾走感のあるポップソング
歌詞もストレートで分かりやすく
耳に付きやすい曲である。
現在の日本の音楽シーンでは必ず出てくるとされている
いわゆる「リフレイン」=「同じ歌詞を繰り返す」
という手法を使っており
その効果によってサビのリズムのハネ具合と
ポップさがさらに際立っていて
聴きながらにして「上手い」って感心してした。
さすが秋元康
PVには元メンバーも出演しているものの
大きなPRもしていないため
テレビで聴く機会はあまりなかったと思われるが。
ちゃんと聴くととても良い曲。
「希望的リフレイン」というタイトルで
サビのフレーズをリフレインさせる
仕組まれたものなのか、それとも
偶然の産物なのか、どちらにせよ良い曲。

Mr.S -SAITEI DE SAIKOU NO OTOKO-  - SMAP

2012年に発売された「Gift of SMAP」以来2年ぶりのオリジナルアルバム「Mr.S」のタイトルトラック
「super.modern.artistic.performance」で確立された
現代的なサウンドとジャズやファンクとのミックスされたアルバムの形が
ほぼ形になったと思った。
イントロ冒頭のウットベースのワンポイントのフレーズといい
ホーンセクションのフレーズ、タイトでありながらもフリーなニュアンスのリズムセクション
初めて聴いた瞬間に驚いた一曲
この一曲だけでアルバムの世界観が決まっちゃった感じ。
それが出来るのは中々今はないと思う。
SMAPは「アイドル」でも「アーティスト」でもなく
SMAP」というジャンルなんだって
改めて思ったアルバムでもあり、
思わせた一曲。
このアルバムを聴けば分かるし
この曲だけを聴いたらアルバム全部聴きたくなる
そんな傑作。シビれました。



いわゆるギターポップの曲。
イントロの特徴的な歌いたくなるような
ギターリフが曲を最後まで聴かせたくなるように思わせてくれる。
それにポップな曲調から想像できない
オシャレなコードとコロコロ変わる拍子
さらにはサビの転調にと
一曲でお腹いっぱいになれる感じ
最高に楽しい。4つ打ちを多用するバンドにとっても、すごい曲だと思い知らすことが出来たキラーチューンだと思う。
メロディー、コード、リズム、全てが楽しくさせる一曲。
難しすぎて中々コピー出来ない。


ディスコの神様 feat 藤井隆 - tofubeats

久々にやられたわって曲。
DJ、ヒップホップ、ポップス、すべての
要素が詰まった一曲。
単純なコード進行の回しが続くシンプルな曲なのに
ここまで良い曲に仕上げることが出来るのかって感じ
藤井隆のフィーチャーの仕方も素晴らしい
tofubeatsは日本のDaftpunkになれるんじゃないかと
思わせた一曲
さまざまなアーティストとコラボレーションしてきた中でも
数珠玉の一曲である
タイトル通り、まさに今年の「ディスコの神様」になれたのではないか
tofubeatsのアルバム、最高なんで是非聴いてほしい。
DJやエレクトロに興味のない人は
手始めにここから聴いてみることをお勧めできる一曲。最高。


何度目の青空か? - 乃木坂46

きました、最高の曲。
この曲でセンターを務めた
生田という子はピアノが抜群に上手いということもあって
ピアノからスタートして
曲全体を通してもピアノが曲を引っ張っていく曲であり
イントロからキックが終始4つ打ちで
なり続けているのだが、
このキックの分かりやすいのだけど
この曲の核になっている気しかしない、
キックで曲を印象付けるということ
自分も考えさせられた、
何と言ってもこの曲の素晴らしいところは
AメロBメロとスムーズに繋いできて
簡単にサビでは転調しちゃうところ
聴いていてスカッとするし気持ちが良い
このコード進行は本当にいみがわからない。
そしてそして、最も凄いのは大サビ、
なんと曲の頭からキーが2つも上がっているところだ
もうおったまげましたね
実際には落ちサビからキーがググッと上がるんだけど
声が出たね。
完全なポップスなのにクラシカルな感じも覚えるし
ポップスもまだまだこんなことができるし
全然捨てたもんじゃねえなって思わせてくれた一曲。

1106 - WANIMA

バンドマンらしくバンドの曲をチョイスしました。
ファーストインプレッションから
「あ、良い曲だ」って思えることは
何万分の1だと思ってるし
何も捻らず単純に良いと思えた一曲
歌詞もメロディーもストレートで
「Can Not Behaved!!」というアルバムを
締めくくるにふさわしい素晴らしい一曲
アルバムを通して是非聴いてほしい。




とまあ、ドメジャーなところを
つらつらと並べたわけだけれども
こういうレビューする時に
特に聴きこんでもない
ちょっとマイナーなところをわざわざ
引っ張ってきてレコメンドするのは
何か違うと思ってるし。
やっぱり良いものは良いんだし
良いものにはそれなりの理由があるし
それをわざわざ斜に構えて
否定ばっかりするのがカッコ良いと思わないから
こんな感じになりました。
来年ももっと良いものに出会えると良いですね。